多摩武蔵野の情報誌サイト タチカワオンライン − 日帰り温泉、美容室、グルメ、ショップ、美術館、酒蔵、ウォーキング、コラム
立川 八王子 多摩 町田 府中 調布 狛江 三鷹 武蔵野 小金井 国立 国分寺 青梅 あきる野 奥多摩 福生 その他エリア
シーズン情報 湯めぐり ウォーキング 美術館・博物館 ビューティー ショップ アウトドア プール 花火 イルミネーション イベント

多摩武蔵野ウォーキング
 
府中市  FUCHU 
  大国魂神社周辺
おおくにたまじんじゃしゅうへん 
武蔵国府の歴史跡から東京競馬場まで 古今を訪ねる府中ウォーキング

かつては武蔵国府が置かれた府中市にある大国魂神社では、毎年関東全域からたくさんのお客さんが集まる「くらやみ祭」が行なわれています。今回は、このユニークなお祭りのシーズンに合わせて、新緑の鮮やかな府中市内を巡りました。

 
 
全長
約6キロ
所要時間
約2時間
Access :電車
JR南武線分倍河原駅下車徒歩3分
Access : 車
中央道国立府中ICから15分
おすすめ
シーズン
●くらやみ祭…4月30日〜5月6日
この他、特に新緑のシーズンがお薦めです!
 
 
 
1 分倍河原駅
 ↓
徒歩1分
2 新田義貞像
 ↓
徒歩10分
3 高安寺
 ↓
徒歩10分
4 高札場
 ↓
徒歩5分
5 馬場大門けやき並木
 ↓
徒5分
6 大国魂神社
 ↓
徒歩15分
7 東京競馬場
 ↓
徒歩10分
8 府中競馬正門前駅
 
 
 

 新田義貞像    鎌倉幕府を滅ぼした英雄が勝ち鬨を上げる!

 
JR南武線と京王線の乗換駅である「分倍河原」の駅前ロータリーには、馬に跨り刀を振り上げる武者の像が立っています。迫力ある出で立ちの武将の名は、「新田義貞」。歴史の教科書にも登場するこの人物は、鎌倉末期に活躍した武将で、あの鎌倉幕府を滅亡に導いた張本人です。

上野国(現・群馬県)の豪族であった新田義貞は、後醍醐天皇の命で元弘の乱に参戦。小手指原の戦い(現・所沢市近辺)、久米川の戦い(現・東村山市近辺)で幕府軍を破った新田軍は、鎌倉街道上道(かみのみち)を南へ進み、ここ分倍河原へ。

分倍河原の戦いで鎌倉幕府14代執権・北条高時の弟、北条泰家軍を撃破した新田義貞は、その勢いで多摩川を越え相模国(現・神奈川県)に入り、挙兵からわずか2週間で鎌倉幕府を滅ぼしました。

なお、鎌倉幕府滅亡後、ほとんど彼の名前が教科書に登場しなくなるのは、後に室町幕府を築いた北朝方の足利尊氏に対して、建武の新政を支持する南朝方の立場をとったため。南北朝の動乱で敗れた彼は、鎌倉幕府討伐の5年後に討ち死にしてしまったのです。

新田義貞像
住所 東京都府中市片町3-25
 
 高安寺     「弁慶伝説」が残る古刹
 
分倍河原から府中市中心部へ向かうと、旧甲州街道沿いに古刹・高安寺があります。こちらは、南北朝の動乱で北朝方につき、室町幕府を開いた足利尊氏にゆかりのあるお寺。もともとこの地にあった市川山見性寺を再興したのが、ここ高安寺。ムカデ退治や平将門討伐で知られる藤原秀郷が武蔵守を務めていた頃の館跡だとも伝えられています。

足利尊氏は、国と人々の平和を願って全国に安国寺を建てました。武蔵国の安国寺が、この高安寺なのです。鎌倉末期〜南北朝の動乱の時期には、要害の地に建っていたこの寺は、合戦の本陣としても使われたようです。

また、源義経と武蔵坊弁慶らがこの地に立ち寄った際、大般若経を書き写すために境内 にある井戸の水で墨をすったという伝説があり、「弁慶硯の井」と呼ばれる古井戸が残っています。この他、高安寺周辺には、「弁慶坂」「弁慶橋跡」などの地名が残されていて、府中と弁慶の関わりを今に伝えています。
高安寺
住所 東京都府中市片町2-4-1
 
旧甲州街道沿いの「弁慶坂」の説明版
弁慶が墨をすった「弁慶硯の井」。
硯広い敷地には本堂の他、山門、鐘楼、観音寺など、都選定歴史建造物が並ぶ。
 
 高札場    ネットはもちろん、テレビもラジオもケータイもない時代の情報メディア。
江戸時代、幕府からの御法度、掟書、犯罪人の罪状などを一般市民に伝えるための方法として、板に書き示して人目につきやすい街道沿いの宿場などに掲げていました。これを「高札(こうさつ)」と呼んで、府中宿では当時の甲州街道(現在の旧甲州街道)と鎌倉街道(現在の府中街道)が交差する場所に高札場が設けられていました。
現在でも、大国魂神社の御旅所の柵内に高札場が残されていて、日常の暮らしの中でも、高札場があったという歴史を感じることができます。
高札場の向かいにある地酒「国府鶴」醸造元の野口酒造の中久本店。 黒壁の建物が粋です。
御旅所の入口。「くらやみ祭り」の際には、大国魂大神の神輿がここから中に入ります。
高札場
住所 東京都府中市宮西町5-1
 
 大国魂神社    古代から続く武蔵国を代表する神社。「くらやみ祭」は必見!
 
武蔵国の中心である国府が置かれた場所。それが、この大国魂神社です。国府に指定されたのは大化の改新(西暦645年)以後ですが、神社自体の創立は西暦111年。当時は国造(くにのみやつこ)という地元豪族の代表者が奉仕していましたが、国府が置かれるようになると、国司が武蔵国中にあった神社全てに奉仕を行なう必要があったため、便宜上一箇所に武蔵国中の神社を集めてお祀りする必要が生じました。そこで、小野神社(多摩市)、二宮神社(あきる野市)、氷川神社(さいたま市)、秩父神社(秩父市)、金鑚神社(児玉郡神川町)、杉山神社(横浜市)の6社を合祀しました。これが、「武蔵総社」とか「六所宮」と呼ばれるようになった由縁です。

毎年4月30日〜5月6日には「くらやみ祭」が行なわれ、地元・府中のみならず、関東一円からたくさんの人たちが訪れます。特に5月5日の夕方から行なわれる神輿渡御は大変な賑わいで、最前列のベストポジションで見物するためには、1時間以上も前から場所取りが必要なほど。日本一の大太鼓の行列に先導され、一之宮、二之宮、三之宮、四之宮、五之宮、六之宮、そして御本社神輿が、神社の西にある御旅所へ渡御される様は圧巻。各神輿ごとに、真っ直ぐに目的地を目指すもの、荒々しく駆け回るもの、なかには先を行く神輿を追い越してしまうものなど、個性があって楽しめます。旧甲州街道と府中街道の交差点付近で思う存分に遊ばれて、最後は御旅所へと姿を消し、府中の旧家・野口家のもてなしを受け夜を越し、翌朝、神社へとお戻りになります。
大国魂神社
住所 東京都府中市宮町3-1
電話 042-362-2130
旧甲州街道沿いの大鳥居。 ケヤキ並木が続くので、陽射しが強い日でも意外と涼しい。
境内にはケヤキやカシなどの大木が並ぶ。社殿の裏側にも回ってみよう。
府中駅から続く「馬場大門けやき並木」の一画に立つ源義家像。戦勝祈願成就の御礼としてけやき1000本を奉納した。
 
日本最大級の大きさを誇る直径2.5mの大太鼓。「オーライ」の掛け声で叩かれる太鼓に先導され、神輿渡御が始まる。
「エイサー、ホイサー」の掛け声とともに街道を駆け回る神輿。この迫力が伝わりますか?
御本社神輿の渡御。くらやみ祭のクライマックスです。さすが御本社、他の神輿以上に煌びやか!
 
 東京競馬場     楽しみ方いろいろ。子供連れでも一日遊べるテーマパーク♪
「日本ダービー」で有名な東京競馬場ですが、実は見所はレースばかりじゃありません。スタンドの周りには広場や競馬博物館があって、お子様連れでも楽しめるんです。レースが気になるお父様はスタンドで、遊び足りないお子様とお母様は広場や博物館で、目いっぱい楽しみましょう!

まずは競馬場スペース。名馬たちが駆け抜ける姿を見るには、やっぱりテレビではなくスタンドから。馬券を買わなくても、鍛え抜かれた馬の走る姿を見るだけでも大興奮間違えなし。

続いてスタンドのそばにある遊戯スペース。「ダービースクエア」と呼ばれるエリアには、地域の公園では目にしないような大きな遊具が設置されています。取材した日は天気が良かったため、家族連れで遊びまわったり、子供の姿を写真に残そうとするパパ、ママがたくさんいました。

そして大人も子供も楽しめる「JRA競馬博物館」。体験ゾーン、想い出ゾーン、知識・情報ゾーン、特別展ゾーンと、4つのカテゴリーに分けられた館内で、子供はアトラクションにのめり込み、競馬ファンの大人は、懐かしの名馬の話題や、競馬にまつわる豆知識などの書かれたプレートを熱心に見入ってしまうこと、請け合いですよ。

ウォーキングのコースとしても楽しめるし、お子様と一緒に一日過ごすテーマパークとしても文句なし。競馬開催日でも入園料が200円なのも嬉しいですよね!ぜひ、足を運んでみて下さい。
東京競馬場
住所 東京都府中市日吉町1-1
開園時間 開催日・場外発売日:
10:00〜17:00
水・木・土・日・祝: 
(※開催・場外発売日を除)
10:00〜16:00
休園日 月・火・金曜日(ただし祝日は開園)、年末年始※業務上の都合で変更あり
入園料 無料
※ 東京競馬場開催日のみ200円
HP http://www.jra.go.jp/index.html
 

[写真左]
ダービースクエアに設置された遊具と、そこで遊ぶ子供たち。珍しい遊具に目を輝かせていました!

[写真右]
競馬博物館の体験ゾーンにあるアトラクション。画面にはコースが映し出され、跨った馬は勢い良く走り出します!

 
 
 
【取材後記】   こぐまのウォーキング日記
府中駅から大国魂神社に続くけやき並木。

今ではすっかり「都心」の役目を東京23区に引き継ぎ、郊外・ベッドタウンというイメージの強い多摩の古都・府中。江戸に幕府が開かれるまで、この地は武蔵の国の中心でした。今回のウォーキングでは、大国魂神社やくらやみ祭を中心に、府中の歴史、武蔵の歴史を振り返りながら散策できるコースを選んでみたので、皆さんもぜひ、自分の暮らす地域の歴史を紐解くつもりでウォーキングを楽しんでください!



取材担当:こぐま
 
 
 
 
新規ホームページ制作・リニューアル・SEOをお考えの方はこちらをご覧下さい
 
Copyright (C) Tachikawa Online. All Rights Reserved.