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多摩武蔵野ウォーキング
 
多摩市  TAMA
  「よこやまの道・多摩中央公園」
よこやまのみち たまちゅうおうこうえん 

万葉の古道から開発都市の街並みを歩く、多摩ニュータウン探訪ウォーキング

多摩市の南端に横たわる多摩丘陵の尾根には、古代よりいくつもの古街道が集まり、東西の交通の要衝として様々な人々に利用されてきた。その尾根道である「よこやまの道」は、今も残る万葉の古道であり、歴史と自然を楽しめる散策道として約10kmが整備されている。よこやまの道を歩けば、昭和41年に丘陵を拓いて開発された多摩ニュータウンの街並みが眼下に広がる。高度経済成長期に造られた新しい街には団地やビルが林立し、多摩センター駅を中心に多摩中央公園やパルテノン多摩、サンリオピューロランドなどが集まる繁華街が形成されている。
今回ご紹介するのは、古代の多摩丘陵の風景を辿るよこやまの道を歩き、日本最大規模の開発都市を訪ねる、多摩ニュータウン探訪ウォーキング。多摩丘陵の歴史を学べる博物館にも立ち寄りながら、多摩ニュータウンの過去と現在を知る時空旅行へと出かけよう!

 
 
全長
約7.5キロ よこやまの道
所要時間
約4時間
Access :電車
小田急多摩線で唐木田駅下車
Access : 車
鎌倉街道・都道158号経由で療育センター入口より約1分
おすすめ
シーズン
桜、初夏、紅葉シーズンがおすすめ
 
 
 
よこやまの道

→より詳細な地図を見る

1 唐木田駅
 ↓
徒歩7分
2 よこやまの道
 ↓
徒歩65分
3 中坂公園・石仏群
 ↓
徒歩40分
4 一本杉公園
 ↓
徒歩25分
5 ウェルサンピア多摩
 ↓
徒歩1分
6 多摩中央公園
 ↓
徒歩1分
7 パルテノン多摩
 ↓
徒歩10分
8 埋蔵文化財センター
 ↓
徒歩5分
9 多摩センター駅
 
 

 よこやまの道    万葉集にも詠われた多摩丘陵の尾根道

小田急多摩線唐木田駅の周辺は、とても静かな住宅地。ニュータウンを通る鉄道の終点駅でありながら、駅前に繁華街がないのは、隣の多摩センター駅がその役目を担っているからかもしれない。辺りには多摩丘陵の風景も見えず、一瞬、方向に戸惑ってしまうが、改札からななめ右に延びる細い道が、どうやら町のメインストリートらしい。通りを入り、最初の信号を左に曲がると、遠方に緑の繁る多摩丘陵が見えてきた。右手に建つ大妻女子大学のキャンパスの裏手を右に入ると、丘陵を上る石段が出てくる。ここが多摩丘陵の尾根道である「よこやまの道」の唐木田口。早速、石段を上り、丘陵の小道へと足を踏み入れた。

唐木田駅

よこやまの道 唐木田口

よこやまの道の道標

唐木田駅
よこやまの道 唐木田口
よこやまの道の道標

唐木田口からよこやまの道を東へ向かって歩いていく。この辺りは土がむき出しの起伏のある山道で、歩いているうちに丘陵の山深い方へと導かれそうな感じもするが、その脇には常に舗装道路が平行しており、住宅街を見下ろしながら山中を歩くという不思議な散策道となっている。坂を上がり、左手に大きなガスタンクが見えてきたら、最初の眺望スポットに到着。ガスタンクの向こうに広がるのは、多摩ニュータウンの街並みだ。

よこやまの道
この辺りのルートは起伏が多い
ガスタンクの向こうにニュータウンが広がる
よこやまの道
この辺りのルートは起伏が多い
ガスタンクの向こうにニュータウンが広がる

よこやまの道は、多摩ニュータウンの南端に横たわる多摩丘陵の尾根道で、古代より武蔵野と西国を結ぶ交通の要衝として利用されてきた。この尾根筋には、鎌倉古道(鎌倉街道早ノ道、鎌倉街道上ノ道、軍事戦略鎌倉道)や奥州古道、古代の東海道などの数々の古街道が交差し、東国と西国を行き来する商人や武士、巡礼者や貴人などが往来したという。多摩丘陵は武蔵の国府(府中)から眺めると、横に長い山々で、「多摩の横山」や「眉引き山」と呼ばれていた。この尾根道も後に「よこやまの道」と名づけられたが、名前の由来は、多摩の地名が詠われた万葉集、巻二十、四四一七、防人の妻の歌から引用されている。

「赤駒を山野に放し捕りかにて 多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ」
豊島郡の上丁椋椅部荒虫が妻 宇遅部黒女
―赤駒を山野に放牧して捕らえられず、夫に多摩の横山を歩かせてしまうのだろうか―
←よこやまの道は、(社)日本ウォーキング協会の「美しい日本の歩きたくなるみち」500選にも選ばれている
 
小山田緑地の入口付近。→
緑地内には平安時代の桓武平氏の一族
小山田氏の馬の牧場跡がある
東国から北九州へ赴き、国防の兵役に就いた当時の防人たちは、再び故郷へと帰ってくることはほとんどなかった。その旅立ちの日、袖を振りつつ妻子と別れ、最後に振り返って尾根から見下ろした武蔵野には、いったいどんな風景が見えただろうか。
現在では、当時の尾根道の原風景を残している部分はほとんどなくなり、交差していた古街道も消え、あるいは現代の道路へと姿を変えてしまった。よこやまの道として整備されているのは、別所配水場から多摩東公園までの緑地と既存の道路よって構成された約10kmのルート。ちょうど多摩市と町田市・川崎市との市境を辿る道となっており、里山のノスタルジーと近代都市の発展を同時に感じることのできる散歩道である。
北へ延びる奥州廃道の現在
北へ延びる奥州廃道の現在
多摩センター駅前で行われた市民による防人パレード
多摩センター駅前で行われた
市民による防人パレード
丘陵を下ると、奥州廃道(最も古い奥州古道)跡に出る
丘陵を下ると、奥州廃道(最も古い奥州古道)跡に出る
奥州廃道跡まで来ると山道らしい道は途切れ、よこやまの道は街中を歩く遊歩道となった。KDDIの横から階段を上り、緩やかな上り坂を上がれば、いつのまにか尾根幹線道路を見下ろす高台の道へとつながる。空中散歩を楽しみながら木橋を渡り、その先に広がる小さな広場へ。広場に建つ案内板には、ここが鎌倉時代末期に新田義貞と鎌倉幕府軍が激戦を繰り広げた古戦場の伝説地だと書かれているが、団地が建ち並ぶ界隈にそれらしき風景はどこにも見当らない。広場からゴルフ場脇を通り、一度一般道に出てから幹線道路沿いを歩く。ガソリンスタンド脇から再び遊歩道を入っていくと、閑静な住宅街の通りへと出た。
街中を通るよこやまの道
KDDI脇の階段
尾根幹線道路に沿った高台の道
KDDI脇の階段
尾根幹線道路に沿った高台の道
← 街中を通るよこやまの道
 
木橋を渡る
木橋を渡る
古戦場伝説地の広場
古戦場伝説地の広場
広場に建つよこやまの道の案内図
ガソリンスタンド脇に出てきた遊歩道

 

 

 中坂公園・石仏群   古街道の面影を残す奥州古道を歩く

住宅街を通るよこやまの道
住宅街を通るよこやまの道
分岐点の右手に出てくる砂利道
分岐点の右手に出てくる砂利道
砂利道は高台を上る
砂利道は高台を上る
住宅街を通る道は、尾根道の風景とはかけ離れているが、道が二手に分岐するところで、市街地には珍しい草の生えた砂利道が現れた。砂利道を入っていくと、道は徐々に高台を上っていき、そのうち遠くの山々まで望める見晴らしの良いところへと出た。ここからは南側に広がる丘陵地帯を眺望でき、古代の尾根道からの風景を少しだけ想像させてくれる。
見晴らしの良い眺望スポット
見晴らしの良い眺望スポット
中坂公園まで来たら、そこからは足元を走る都道156号線の車道へと下りていく。よこやまの道はこの156号線によって尾根道が断絶しているが、この都道もかつては古街道の一部だったのだろうか。車道を少し南へ下ると、右脇の崖下に石仏群が並んでいるのを見つけた。よこやまの道の案内板によると、この辺りにはやはり奈良や京都まで続く奥州古道が通っていたようで、この地区の開発によって行き場を失った石仏たちがこの道路脇に集められたのだという。都道を渡った先には、人が1人通れるほどの細道が丘に向かって延びていた。よこやまの道は車道で一度途切れた尾根筋を、ここから再び上り始めた。
江戸時代の石仏群
江戸時代の石仏群
中坂公園
中坂公園
再び現れたよこやまの道
再び現れたよこやまの道
丘陵を上る奥州古道・中尾道
丘陵を上る奥州古道・中尾道

丘陵の端を辿るこの細道は、奥州古道の中尾道であったルート。道の脇には草木が生い茂り、古道らしい面影を残す一方で、眼下には近代的な住宅地が広がる。まるで古代の山の展望台から現代の街並みを見下ろしているような不思議な風景。そのうち給水所の塔が見えてきたら、尾根道も終了。南野公園から桜並木の通りをさらに東へ進めば、ようやく一本杉公園に到着する。

中尾道から見下ろす現代の街並み
左手に現れた給水所の塔
桜並木の一本杉公園通り
中尾道から見下ろす現代の街並み
左手に現れた給水所の塔
桜並木の一本杉公園通り

 一本杉公園   閑静な住宅街に広がる水と緑の広場

南側の入口に建つ石の門をくぐり、一本杉公園内へと入る。門の内側には石畳の敷かれた古い道が通っているが、これも中世の古道跡だという。この道は多摩市関戸にあった関所を避けた道として鎌倉裏街道と呼ばれ、後に新撰組となった土方歳三や沖田総司らが日野から小野路への出稽古に通った道ともいわれている。実際に、関所を避ける道が堂々と存在したことにも驚くが、こうして至る所で古道跡に出くわすことも感動的だ。
一本杉公園の南側入口
園内を通る鎌倉裏街道
一本杉公園の南側入口
園内を通る鎌倉裏街道
多摩丘陵の一角に広がる一本杉公園は、芝生の丘や池、古民家などがあり、せせらぎも流れる静かな公園。晴天だったこの日は、古民家では絵画サークルの人々が集まり、せせらぎでは多くのファミリーが水遊びを楽しんでいた。野球場やテニスコートもある広い公園だが、ぜひ一目見ておきたいのが、野球場の西側にそそり立つスダジイの大木。高さ16m、幹周り3.6m、枝張り11mという巨木で、市指定天然記念物。樹齢は約400年で、大きさから見ても、多摩の歴史を見守ってきた森の長老であることに間違いない。
一本杉公園
一本杉公園
池に浮かぶ蓮の花
古民家の旧有山家住宅。江戸時代(18世紀前半)の建物と推定
よこやまの道を歌った万葉歌の歌碑
池に浮かぶ蓮の花
古民家の旧有山家住宅。
江戸時代(18世紀前半)の建物と推定
よこやまの道を歌った万葉歌の歌碑
色づき始めた木の葉。一本杉公園は春は桜、秋は紅葉の名所でもある せせらぎで泳ぐ子供たち こんもりと葉を繁らせるスダジイの巨木
色づき始めた木の葉。
一本杉公園は春は桜、
秋は紅葉の名所でもある
せせらぎで泳ぐ子供たち
こんもりと葉を繁らせるスダジイの巨木

 

 落合東遊歩道   車道と完全分離のニュータウン歩行者専用道路

一本杉橋
一本杉橋
一本杉公園からはよこやまの道を離れ、落合東遊歩道を北へ向かって歩くことにした。
公園の出口となる一本杉橋を渡れば、そこはニュータウンの団地の森。よこやまの道と同じく、ニュータウンの遊歩道も車道と分離されているが、こちらは多摩丘陵の地形をうまく利用した設計。谷部を車道が通り、山部に住宅や公園が配置されており、高台や高架の上に造られた歩行者専用道路は、車の進入や信号もなく、非常に歩きやすい。
落合東遊歩道
落合東遊歩道
高架の歩道と団地群
歩道から眺めた谷部の車道
高架の歩道と団地群
歩道から眺めた谷部の車道
多摩ニュータウンは、もともと多摩丘陵の一部で、昭和30年代までは手つかずの自然が残る里山だった。それが1966年(昭和41年)、それまで東京都が進めていた新住宅市街地開発法による宅地造成計画が実施されることになり、多摩市を中心とした稲城市、八王子市、町田市にまたがる約3,000haの丘陵地が切り崩された。ニュータウン計画は、東京都心部の住宅難の解消と多摩丘陵の乱開発の防止が主な狙いであったが、30万人の居住地を築く建設工事は急激なスピードで進められ、5年後の1971年(昭和46)には第1次入居が開始。その後、小中学校が開校し、鉄道も開通となり、わずか40年という短い年月で、多摩の里山は住宅と近代的なビルの建つコミュニティ都市へと変貌した。このため、地元で農業をしていた人々は土地を売り、個人商店の店主へと転業していった。ニュータウン開発は、多摩の自然や文化だけでなく、そこに暮らす人々の人生をもがらりと変えてしまった。
並木のある遊歩道
並木のある遊歩道
多摩ニュータウン
多摩ニュータウン
花壇のある風景
花壇のある風景
過去を振り返れば、様々な問題について議論が重ねられたニュータウンの歴史。だが遊歩道を歩けば、この街を故郷に育った子供たちが元気よく行き交う姿を見かける。自然を切り崩して造った街とはいえ、通りや公園には草木が生い茂り、案外、緑が多いところでホッとした。
落合中学校から遊歩道を左へ入り、団地の中の並木道を北へ抜けると、近くで子供たちのはしゃぎ声がエコーして聞こえてきた。見えてきたのは屋外プールと温泉があるウェルサンピア多摩の宿泊施設。ここまで来たら遊歩道は終了し、道はその先に広がる多摩中央公園へと導いてくれる。
団地の中の並木道を北へ
第五児童公園
ウェルサンピア多摩
ウェルサンピア多摩
住所 多摩市落合2-31-1
電話 042-376-8511
料金 日帰り入浴:
大人600円、小人300円
プール(夏季):
平日大人1,200円、小人600円
 多摩中央公園   地上5階に広がるニュータウン市民のオアシス
旧富澤家住宅
旧富澤家住宅
開園時間 9:30〜16:30
(6〜8月は18:00まで)
観覧料 無料
左手に建つ古民家の旧富澤家住宅を見学し、そのまま多摩中央公園の敷地内へと入った。
ここはなだらかな丘の上に広がる10万uの緑豊かな公園。外周園路「県木の道」には、北海道から沖縄県までの各県の県木が連なり、園路を流れるせせらぎを辿れば、中央部の大池へと誘われる。水面に青空を映す大池の周りには、すり鉢状に傾斜した芝生の丘が広がっており、燦燦と降りそそぐ太陽の下で寝ころぶ人や、散歩する家族連れの姿を多く見かける。
旧富澤家は、江戸時代初期より連光寺村の名主を代々務めた家。住宅の建築年代は18世紀中頃から後半と推定 →
旧富澤家は、江戸時代初期より連光寺村の名主を代々務めた家。住宅の建築年代は18世紀中頃から後半と推定
県木の道
県木の道
芝生広場
芝生広場
園路脇のせせらぎ
園路脇のせせらぎ
大池
大池
北側のベンチから眺めた大池
北側のベンチから眺めた大池
多摩市立グリーンライブセンター
多摩市立グリーンライブセンター
電話 042-375-8716
開館時間 9:30〜18:00
(10〜3月は17:00まで)
休館日 月曜日(休日の場合は翌日)、
第4火曜日、年末年始
入館料 無料

園内のグリーンライブセンターでは、ハーブや季節の草花を観賞できる
園内のグリーンライブセンターではハーブや季節の草花を観賞できる
大池の脇に建つ白い建物は、ニュータウンのシンボルであるパルテノン多摩。大池からパルテノン多摩の「きらめきの広場」へと上がってみると、そこにはギリシャ神殿のような8本柱のパーゴラが建っている。パーゴラの足元には80段の大階段が刻まれており、大階段の向こうには幅40m、長さ300mのパルテノン大通りが多摩センター駅に向かって真っすぐに延びている。ここはニュータウンの中心地。そして多摩中央公園が、パルテノン多摩の地上5階に広がる公園であることも分かり、ちょっと驚きだ。
きらめきの広場
8本柱のパーゴラ
きらめきの広場
8本柱のパーゴラ
パーゴラの足元を飾るモザイクタイル
大階段とパルテノン大通り
パーゴラの足元を飾るモザイクタイル
大階段とパルテノン大通り
 
 パルテノン多摩   様々な芸術や文化と親しめる複合文化施設
1987年に開館し、2007年10月に20周年を迎えたパルテノン多摩は、5階建ての複合文化施設。多摩中央公園のエントランスである大階段とその両脇に建つ左右対称の建物からなり、館内にはコンサートホールや展示室、レストランなどを備えている。ここへ来たなら、まずは1階にある歴史ミュージアムの見学がおすすめ。展示室では、多摩ニュータウンの旧石器時代から現代の開発に至るまでの歴史を詳しく学ぶことができる。また4階にあるマジックサウンドルームでは、19世紀から20世紀初頭に造られた世界の自動演奏楽器を展示しており、実際に楽器の演奏も鑑賞できるので、ウォーキング途中にぜひ立ち寄りたい。
パルテノン多摩
パルテノン多摩
住所 多摩市落合2-35
電話 042-375-1414
開館時間 9:00〜22:00
休館日 年末年始、毎月の施設点検日
大階段の下はロビーになっている
大階段の下はロビーになっている
歴史ミュージアム
歴史ミュージアム
観覧時間 10:00〜18:00
休室日 本館休館日
入場料 無料
室内では多摩ニュータウンの歴史を展示
室内では多摩ニュータウンの歴史を展示
マジックサウンドルーム
マジックサウンドルーム
観覧時間 10:00〜18:00
休室日 本館休館日、月曜日(祝日の場合は翌日)
入場料 一般200円、小中学生100円
ただし、土・祝、小中学校の春・夏・冬休み、本館開館記念日(10月31日)は無料
室内では多摩ニュータウンの歴史を展示
楽器の演奏も鑑賞できる

パルテノン多摩から多摩センター駅へと続くパルテノン大通りには、百貨店やホテル、丘の上プラザ、レストランなどが連なり、まるでテーマパークのように賑やかな街並みだ。高架の歩行者専用道路は、駅前に建ち並ぶ商業施設やサンリオピューロランドにアクセスでき、学生や若い世代の家族連れの姿がやはり多い。

パルテノン大通り→
   
花で飾られた一角
大通りには商業施設が連なる
←ベネッセ・コーポレーションの高層ビル
 
 
サンリオピューロランド→
 
 埋蔵文化財センター   多摩ニュータウン遺跡群で発掘された遺物や住居を見学
東京都埋蔵文化財センター
東京都埋蔵文化財センター
住所 多摩市落合1-14-2
電話 042-374-8044
開館時間 9:30〜17:00
「縄文の村」は11〜3月まで16:30閉館
休館日 年末年始、臨時休館日
入館料 無料
歩行者専用道路を歩き、サンリオピューロランドの北側に建つ東京都埋蔵文化財センターにも訪れた。
多摩ニュータウンは、多摩丘陵を開発して造られた街であるが、実は縄文時代から人々のコミュニティが存在していたところで、辺りから多数の遺跡群が見つかっている。その考古遺跡の調査研究を行い、多摩ニュータウン遺跡群の出土品を収蔵しているのが、この埋蔵文化財センター。
館内には縄文土器などを展示する展示ホールと、屋外に復元住居が建ち並ぶ「縄文の村」があり、多摩丘陵に暮らしていた縄文時代の人々の生活を垣間見ることができる。縄文の村は多摩ニュータウンNo.57遺跡を保存するもので、都指定史跡に認定されている。
展示ホール
縄文の村に復元された敷石住居
展示ホール
縄文の村に復元された敷石住居
 
多摩センター駅
埋蔵文化財センターを出ると、多摩センター駅までは歩いて5分。今回のウォーキングは、多摩センター駅に着いたところで終了だ。
陽が落ち、オレンジ色に染まるパルテノン大通りには、夕方から活動するストリートミュージシャンも現れ、学校帰りの学生たちや買い物客でさらに活気づいてきた。京王相模原線、小田急多摩線、多摩モノレール線が通る多摩センター駅は、帰り道にも便利な駅。夜は多摩中央公園もライトアップされるので、少しだけ夕暮れ時の街を探索してから、家路に着くのもいいだろう。
← 多摩センター駅
夕暮れ時の駅前
多摩モノレール線
西日を浴びたニュータウンの街並み
夕暮れ時の駅前
多摩モノレール線
西日を浴びたニュータウンの街並み

 

 

【取材後記】   よこやまの道・多摩中央公園 近隣の〜クウ・ネル・アソブ〜

防人パレードで演じられた防人と妻子の別れ

防人パレードで演じられた防人と妻子の別れ
 

多摩中央公園

多摩中央公園
 

2007年10月、開館20周年を迎えたパルテノン多摩では、記念事業として市民参加型の公演が企画され、多摩の万葉時代を再現した防人パレードがパルテノン大通りで開催された。これは、古代装束をまとった防人たちが多摩センター駅前を出発し、よこやまの道の峠に見立てたパルテノン多摩の大階段を上って妻子との別れを再現するというもの。実際に古代の多摩丘陵でこのような別れのシーンがあったかと思うと切ない気持ちになるが、歌とダンスで表現された公演は、古代人の家族愛がリアルに蘇ってくる感動的なイベントとなった。多摩市では、古代にならって府中の大国魂神社からよこやまの道を歩く防人パレードを毎年11月に行っている。歴史に興味がある人は、紅葉シーズンのウォーキングに合わせてパレード観覧に参加するのもおススメだ。

  さて、ウォーキングの途中で楽しむクウ・ネル・アソブ。今回のクウ・スポットは、一本杉公園近くにあるレストラン「ハウスリーク」。具沢山の手作りピザや海の幸たっぷりのパエリアがランチに最適だ。またネル・スポットは、一本杉公園の木陰の芝生が涼しげでおススメ。日向ぼっこしたい人は多摩中央公園の日当たりのよい芝生で寝転ぼう。そしてアソブ・スポットを探すなら、多摩センター駅前の繁華街エリアへ。百貨店や映画館、美術館、サンリオピューロランド、温泉施設、犬や猫と遊べる「わんにゃんワールド」などがあり、1日では回りきれないほど魅力的なスポットが大集結だ!

取材担当:美月春菜
 
 
 
 
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