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「立川に集まる若者」

 モノレールのせいか再開発のおかげかわからないが、最近立川に若者が多い。しかも多種多様になってきた。路上で音楽を演奏していたり、夜間にビルの壁面ガラスを鏡代わりにしてダンスの練習をしていたり、スケボーしていたり、改造車で女の子をナンパしに来ていたり、自分が未成年なのをアピールしたいのだろう、制服を着て煙草を吸う女子高生がいたり…。いずれにせよ見ていて楽しい。なんでも、都市と若者は切っても切れない関係にあるらしい。ある社会学の本によれば、高度消費社会である現代において、消費の中枢たる都市に行けば何でもある。何でもあるから人が集まる。現代の消費は若者文化に照準を合わせているから、特に若者が都市に集まってくることになる。

 またこの本によれば、若者は文化を吸収しに都市へ行くわけでなく、実行しに都市に向かうのだという。文化はマスメディアなどによってすでにある程度学んでいるのだ。都市は劇場であり、若者はすでに学んだ若者文化をそこで演じるために、都市へ向かう。だとすれば上記した若者たちは立川という劇場に若者文化を演じるためにやってくる、ということになる。だがこれでは立川が都会ということになってくるが…。タレントの優香が面白いことを言っていた。西多摩で育った彼女は、学生の頃、新しい服を買うと取りあえず立川に行き反応を確かめ、それから「本番」として都心に出掛けたものだと。以前放送された「アド街ック天国 立川特集」での発言である。

 上記の若者たちもまた、本番に備える練習の場として立川を選んでいるのかもしれない。だったら立川は都会というよりも、さしずめ準都会といったところだろう。そういうと立川の若者がカッコわるく見えてくるが、別の言い方をすればこれから都会で輝く可能性を持った素材が、すでに立川で練習しているということ。今のところピンとくる人はいないが、気長にチェックしていこう。
(榎本雄二)

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