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正月お餅を食べていたら、奥歯の銀歯(別に銀製ではないけど銀色の詰め物のこと。正式名称は何というのだろう?)が取れてしまった。年明け早々不吉な予感……。仙台での出来事だったのでどうすることもできずにそのまま放っておいたら、今頃になって奥歯が痛くなってきてしまったのだ。どうも僕の意に反して歯の虫達が頑張って繁殖してしまったらしい。
何もしなくても痛む状態になったので、遂に歯医者さんに行くことを決心する。僕はどうも歯医者(で治療を受けること)が苦手だ。歯医者さんは「痛くなったらいつでも左手を挙げて下さいね」と優しく言ってくれるのだが、左手を挙げても、「もう少しの辛抱ですからね、頑張って下さいね〜」と言って結局最後まで治療してしまうからだ。今回も「ロープ」の合図を出しているにも関わらず、歯医者に励まされながら?無事に?治療が終わってしまったのであった。
治療中は天井を眺めている時間が案外多い。歯の型を採っている時など、ヨダレが垂れそうになるのをじっとこらえながら何分も天井を見たまま過ごさなくてはならない。それにしても歯科医院の天井はなんてつまらないのだろうかといつも思う。素材の違いはあるにしても、白いのっぺりとした天井がお決まりの仕上だ。今回紹介した立川の洋館も歯科医院だったが、あのような漆喰のレリーフのある洒落た天井の下で治療を受けることのできた患者は幸せだったと思う。
天井を見上げるのが楽しくなれば、その後行われるであろう傷みを伴う治療に対して、少しは余裕が持てると思うのは僕だけではないだろう。例えば、天井に大きな柄物のクロスが張ってあるだけでもかなり違うだろう。ビーナスフォートのように天井画などが描いてあればなおいい。天井埋め込みのスクリーンがあって、ニュースや広告を流すというのはどうだろうか。宣伝料も取れて一石二鳥!?
歯科医院の天井には、何か視覚的に没頭できる仕掛けが欲しいものだ。 |