武蔵野台地の末端の湧水をせきとめた池で、昔は千束郷の大池と呼ばれた、豊かな湧水の地。日蓮上人が常陸国へと向かう際、この池のほとりで足を洗ったという言い伝えによって、後年洗足池と名を変えた。江戸時代には浮世絵師、歌川広重による『名所江戸百景』にも描かれたほどの風光明媚な土地で、現在は中原街道沿いの閑静な住宅街の中にある。
池の奥には緩く盛り上がった小高い丘があり、300本程の桜が植えられ、「桜山」の通り名で知られる。開花シーズンはこの山めがけ花見客が押し寄せ、シートで地面が見えなくなると言われることも。
池の周囲を巡る約1.2km(徒歩約20分)の散策コースも人気が高く、池月橋や水生植物園、日蓮ゆかりの「袈裟掛けの松」、徳富蘇峰詩碑、西郷隆盛留魂詩碑、勝海 舟夫妻の墓所などなど、見どころも多い。桜とともに見てまわるも、また楽し。有料の貸しボートもあるので、波間に揺られながら桜の姿を愛でるのも一興だろう。
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