TBS系テレビ番組内の一企画、「未来日記」の挿入歌として使われた福山雅治のミリオンセラー「桜坂」。その舞台として、大田区田園調布にあるこの坂道は、一躍有名になった。
旧中原街道、田園調布本町19番付近にある石垣に囲まれた切通しで、道の両側には大正時代に植えられた桜が40本ほど立ち並ぶ。かつては「沼部の大坂」とも呼ばれ、急勾配のため荷車などの通行は大変困難だったと言われている。周辺の村落は旅商人の往来も多く、坂の両側には茶屋などもあり、坂下には六郷用水が流れていた。現在は下水道の普及に伴いその姿は消え去ることになってしまったが、かつての姿を少しでも残そうと自然の湧水を利用して「六郷用水の跡」として保存されている。
前述の曲の大ヒットに伴い、若者の間にデートスポットとして広く知られるようになった。しかし、現地は閑静な住宅地。訪れる際はくれぐれもマナーを守り、心静かに桜の姿を楽しみたい。
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