千鳥が淵沿いに伸びる遊歩道の、戦没者墓苑入口から麹町消防署九段出張所までの区間が、千鳥ヶ淵緑道。都内随一の桜の名所として知られる皇居まわりでも、とりわけこの700mほどの遊歩道からの眺めは人気が高い。「千鳥が羽根を広げた形」に由来するとされるお堀の、緩やかにカーブした水面に映る桜並木の風景が、一番の見所だ。
明治31年、当時の駐日大使であったアーネスト・サトウ氏の指示で、英国大使館の庭に桜が植えられたことをきっかけに、少しずつその数を増やしてきた。千鳥ヶ淵や半蔵濠の土手に並ぶものから、干代田区の管理する千鳥ヶ淵公園の桜までを数え合わせると、その数200本以上にのぼる。
夜桜の美しさも人気のひとつ。毎年、開花の時期に合わせて3月下旬〜4月上旬に開催される「千代田のさくらまつり」期間中は、22時までライトアップが施され、花とともにお堀を彩る。またこの期間は、20時までボートの貸し出しを行っている(さくらまつり期間中は30分800円)。花のすぐ下まで、のんびりボートを漕ぎ出してみては。 |