浜離宮恩賜庭園は、江戸時代に徳川将軍家の内庭として利用され「浜御殿」と呼ばれた南庭と、明治時代以降に造られた北庭とに分けられる。
南庭は、潮入の池と二つの鴨場をもつ、江戸時代の代表的な大名庭園。潮入の池とは、海水を導き潮の満ち干によって池の趣を変えるものだが、現在、実際に海水が出入りしているのは、国内でここだけとなっている。昭和27年には周囲の水面を含め、国の特別名勝及び特別史跡に指定され、その美しさは折り紙つきだ。
池の中島で抹茶を楽しめる「中島の茶屋」までは、お伝い橋を渡ってゆく。この池を中心に、大樹揃いの桜が園内に点在すること100本余。見渡す限りの水の御殿で、すぐ足もとの水面に落ちる花々の姿は迫力満点。
ソメイヨシノとヤエザクラ、それぞれの花が見ごろとなる4月初〜中旬に合わせて、開園時間を延長しライトアップを行う。園内には老樹が多く、六代将軍家宣が庭園を大改修した際に植えられた「三百年の松」も、光に照らされ堂々たる姿を披露する。
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