池の水面に映る満開の600本のさくらは息をのむほどの美しさです。駅に近いので老若男女問わずに賑わう。昨年の期間中の人出は53万人。池の周囲には約400本のサクラがあり、池の上に枝を広げています。池の水に映える満開のサクラ、そして花吹雪が水面に散り敷く様は見事です。
花のあとは緑に衣がえします。濃い木陰の中、池を巡っての散策、ジョギングは気分のよいものです。また、秋には黄色から赤まで種々の色に染め分けられた葉が、美しい風景を見せてくれます。
この公園は、大正2年に日本最初の郊外公園として決定され、計画的に整備された公園です。また、井の頭池は、初めて江戸にひかれた水道、神田上水の源であり、明治31年「改良水道」ができるまで、重要な役割を果たしていました。
「井の頭池」の命名者は、三代将軍徳川家光と伝えられています。その意味としては「上水道の水源」「このうえなくうまい水を出す井戸」という二つの説があります。
かつては、周辺の水源涵養林が池の水面をおおい、美しい風景を作りだしていました。樹の種類や林の様相は、時とともに変化し、今では「郊外」という響きも薄れてきましたが、都民の憩いの場であることには変わりはありません。
園内は、井の頭池とその周辺、雑木林と自然文化園のある御殿山、そして運動施設のある西園と、西園の南東にある第二公園の4区域に分かれています。
|