多摩森林科学園内にあるサクラ保存林は、各地の著名なサクラの遺伝子を保存するために昭和41年に設置されました。現在約8haの面積に江戸時代から伝わる栽培品種や国の天然記念物に指定されたサクラのクローンなど、全国各地からのサクラ約1,700本が植えられています。桜は2月下旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。
400年以上の昔、小田原城を攻めるために南下してきた武田信玄の軍勢を、北条氏照が迎え撃った古戦場にあります。江戸時代には、幕府の直轄地で、伊豆の韮山で反射炉を築いて大砲を鋳造した代官、江川太郎左衛門もこの地を管理していました。当時植えられたヒノキが江川ヒノキの名で残っています。
大正10年(1921年)、宮内省帝室林野局林業試験場として始まり、現在は、筑波研究学園都市にある独立行政法人森林総合研究所の一支所として、動植物の生態系の研究進めながら、都市近郊の貴重な自然を守っています。
その他、森林の働きから木材の使い道にいたるまで、森のすべてを体験することができる「森の科学館」、国内産・外国産あわせて約600種類の樹木が植栽されている「樹木園」などがあります。 |